パトスチットを得る

１．初期チット
　セッション開始時、PLはパトスチットを3枚持った状態でゲームをスタートする。

２．裁定者チット
　シーンの裁定者となることで、PLは裁定者となったシーン毎に1枚のパトスチットを得る。

２．ロールによる獲得
　シーンに登場しているPLは、シーン中のロールプレイによってGMないし裁定者PLからパトスチットを得ることができる。

パトスチットの使い方

１．ダーザインの操作に使用する
　後述する『ダーザインの操作』において、それぞれの項目ごとに設定された枚数だけ使用することでその効果を得ることができる。

２．ロゴスの代わりとして使用する
　パトスチットは、ロゴスの代わりとして１枚当たり１点の割合で使用することができる。

ロゴスの使い方

１．ダイスのブースト
　ロゴス１点につき、ダイス１個の割合で判定の際に振るダイスの数を増やすことができる。増やす数に上限は無い。
　ただし、ダイスを振る前に増やすダイスの数を決めること。

２．技能レベルの一時的な上昇
　ロゴス３点につき、１レベルの割合で判定の際の技能レベルを一時的に上げることができる。この上昇は４レベルまでとする。
　ただし、ダイスを振る前にレベルをどれだけ上げるか決めること。

３．成功数のブースト
　ロゴス３点につき、＋１の割合で行為判定の成功数を増加させることができる。増やす数に上限は無い。
　この使い方の場合のみ、ダイスを振った後で宣言することができる。ただし、［対決］の場合のみ、能動側→受動側、と宣言する順番が定められる。

アガペー

１．アガペーの増加
　アガペーは、ロゴス、ならびにパトスチットを消費するとロゴス１点／パトスチット１枚につき、アガペー１点の割合で増加する。これには例外は無い。

２．アガペーの減少
　アガペーはダーザインのレベルアップでのみ減少させることができる。これも例外は無い。

３．天使化
　アガペーが６６６点を超えた瞬間、キャラクターは天使化する。天使化したキャラクターはマスケンヴァル現象を引き起こし、周囲もろともに爆発、消滅する。これによってＰＣは完全に死亡する。

　なお、天使化のタイミングは、６６６点を超えた時、つまり６６７点に達した瞬間である。６６６点の時点では未だ超えていない為、天使化はしない。

ダーザインの操作

　基本的に、ダーザインの操作は各シーン終了後のエモーションでのみ行われる。ただし、これはマスターの判断によって変更されることがある。
　なお、各フェイズにおいてダーザインの操作やダーザインロールを行うことのできるＰＬに差がある為、下記に記す。

　なお、取得することができるダーザインの数は初期状態の物も含めて最大７つまでとする。

ダーザインの昇華

　クライマックスフェイズの［モーション］中に、プレイヤーは［メジャーアクション］の直前に、ダーザインを昇華することができる。これには［メジャーアクション］や［マイナーアクション］を消費する必要は無い。
　ダーザインを昇華した場合、その［メジャーアクション］で行う判定の『成功数』に、そのダーザインの［レベル×２］の値が加算される。

　なお、昇華されたダーザインは、常備化されていない限り、その時点で失われる。また、常備化していてもダーザインのレベルは０となる。

ダーザインの常備化

　アフター・プレイにおいて、経験値を１点消費することでプレイ中に得られたダーザインを常備化することができる。ただし、ダーザインの最大数に含まれる為、注意すること。
　常備化されたダーザインのレベルは２レベルとなる。

　なお、常備化されていないダーザインは、アフター・プレイ後に失われる。